2014年5月29日 秩父市上吉田 千鹿谷鉱泉 訪問



日曜出勤の振り替えで、以前から気になっていた鄙びた鉱泉へ行ってきた。

今回訪れたのは、農民ロケットの龍勢祭りで有名な、吉田町(現在は秩父市に編入)上吉田の林道脇にある鄙びた鉱泉宿、千鹿谷鉱泉旅館
寛政10年に開湯されたといい江戸時代より秩父七湯の一つに数えられ、秩父事件決起前の秘密会議が行われた場所らしい。



(darkさんが喜びそうな)B級臭プンプン。
玄関で宿の人を呼ぶが、返事がない。
うーーん。



下を見ると、なんかメモが置いてある。
お金を入れて勝手に入れ(要約)ということらしい。
ちなみに左のメモにある○○さんとは入浴後に出くわし、○○さんが山形県村山市出身ということで湯舟沢温泉などマニアックなネタで盛り上がった。



それにしても、この雑然たる玄関。…素晴らしい!



ドアもすごい。
ちなみに脱衣所も超雑然、外から丸見え、カビ、虫。これは凄いゾ。
温泉マニア以外にはお勧めできない。



風呂は沸かしているのでフタがしてある。
このフタも凄い。年季が入りすぎて木がフニャフニャである。
期待が高まる。



おおっ、鉱泉特有の不思議な香りがする。
全ての蛇口から源泉が出る。
微かに硫黄臭があり、かなりヌルすべ感がある。しかもあたたまりが凄い。これは、…イイ!
素晴らしいお湯のおかげで虫やカビは目に入らない(現実逃避)。
ちなみに浴槽の定員は2人。



まったりと湯につかっていたら・・・ん?なんか視界が歪んでいるなと思ったら、歪んでいるのは壁だった。
シロアリで壁がやられ、さらに外の木が浴室を押している。
穴もあいてしまい通気は万全。
ちなみに女湯も同様で、母親は浴室が崩壊するんじゃないかとビクビクしていた。

この後、じっくりと湯を堪能し、安田屋でわらじカツを食おうとしたら品切れ。
田中屋でそばを食い、帰宅。