2011年12月3日 伊豆東部火山群 伊雄山 登山




大室山から見た伊雄山
伊雄山は弥生時代早期の2700年前に噴火し、岩山-矢筈山-伊雄山と火山列を成して同時噴火したと思われる。
伊雄山は低粘土の溶岩が噴きあがり、周囲にきれいに積もって固まったスコリア丘に分類される。
流出した溶岩は推定2億トン、赤沢別荘地や浮山温泉街は伊雄山の溶岩流の上に形成されている。

伊雄山は名鉄不動産赤沢別荘地に塞がれている為、山頂に立つには別荘地入り口の事務所で許可を得る必要がある。
別荘地は迷路になっている為、ナビが無い人は苦労するだろう。
急発進するとタイヤが空転するほどの急坂を登り、別荘地の奥までくると展望台の標識がある。
展望台入り口までくると、そこはもう溶岩流出口だ。



小雨が降り微妙な天候。
駐車場は火口縁が決壊した溶岩の流出口だと思われる。
写真は火口内部方面を写しているが、鬱蒼としており全景は不明。ちょっと火口へ入ってみたが、歩ける状態ではなかった。
伊豆東部火山群の中では平成元年に噴火した手石海丘に次いで新しい火山であり、きれいな噴石がたくさんあった。



10分程度で火口縁の三角点に到着。
途中、鹿に出会い鳴き声を聞いた。
ここも眺望が開けず、期待した火口の全景は捉えられなかった。



古びた案内板があった。
木が生長してしまい、看板通りに見えるはずもない。



展望台の反対側にも火口縁に登る階段がついていた。
こちらはかなり急な階段だ。



登りきると、電波塔と給水タンクらしきものがあった。
ここも鬱蒼としており、火口も見えず視界悪し。


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