2013年1月3日 伊豆東部火山群 カワゴ平火山 登山



昼食を取ったら体が冷えてしまい、そそくさと出発の準備。
天気予報は晴れだったが、急に曇り始め気温が下がってきた。
さらばカワゴ平。
縁あればまた来ることもあろう。



炭焼きの跡か。



火口の縁は幻想的な風景。
美しい。



ここを抜けると、本当に火口とおさらば。
記念にパチリ。



カワゴ平一帯はかつて豆桜の名所だったらしい。
だが鹿の食害で次々と枯れてヒメシャラにとって変わられ、いまやこの一角だけになってしまったようだ。
厳重にフェンスが張り巡らされている。



だいぶ上井屋歩道を下ってきた。
杉林の中に湧水の池があった。



人が歩いても割れないほどの氷が張っていた。




火口から20分で林道に出た。
ここも看板が落ちている。



上井屋歩道入口全景。
ここまで車で来れればなぁ・・・



天気も怪しく、時間も無いのでどんどん下る。
とにかく寒い。



途中にあった林業小屋。
このあと、火口から50分で戸塚歩道入口を通過。
雪がちらついてきた。段々景色も暗くなる。
手がかじかんで感覚が無い。
これはマズイ。



途中にあった流紋岩(と思われる)。
超巨大な黒曜石の塊もゴロゴロある。




拝借してきた黒曜石の破片。
確かにガラスと同じ割れ方をして、角が鋭利になる。
鏃にしていたのも頷ける。


火口を出てから2時間15分後、16時13分に車に到着。結局、犬以外誰にも会わなかった。
合計6時間40分歩いたらしい。ヘロヘロ。ひなもヘロヘロ。小学5年生だが頑張った。

16:30が日没時間だったので、ギリギリの帰還だった。
道を間違えなければまだ余裕があったが、出発時間をもう1時間早めればよかったと後悔。
途中のきれいなワサビ畑も真っ暗で撮れなかった。
だが、カワゴ平火山を見て知ることができた。また財産が増えた。


参考文献
「伊豆の大地の物語」小山真人 静岡新聞社
「火山がつくった天城の風景」小山真人 静岡新聞社





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