2016年11月7日 富士山寄生火山群登山 その1:石塚



貞観噴火は最初、下り山火口と天神・伊賀殿山から噴火が始まり、石塚・長尾山・氷穴と順に噴火をしたらしい。
典型的な割れ目噴火だ。
どの火山も溶岩噴出量に比べると山体が小ぶりで、さらさらの玄武岩を流したのがよくわかる。



まずは貞観噴火で大室山の麓に開いた火口、石塚に向かう。




県道71号線と精進口登山道が交わる場所に数台の駐車スペースがあり、そこから樹海へ入る。
振り返って撮影したが、すでにどこも同じ景色で迷いそう。



すぐゲートがあり、直進してゲートを越える道が精進口登山道。
そこで右方面に続く怪しい道が石塚方面への廃林道だ。
はじめのうちは林道っぽい雰囲気。



このトラゲートが現われれば正解。
これをさらに直進。



しばらく歩くと突如道が終っており、そこに「←本栖1」という古い標識があるが獣道の方を指している。
ちょっと迷いつつ、怪しいが標識に従って獣道を進むと突然現われる本栖風穴第2。
でかいし怖い。
見るからに崩れそうなので、すぐ石塚方面へ向かう。



本栖風穴第2から先は全く道が無い。
なんとなく風穴の裏から獣道が付いており、それに従って歩いていくとまた現われる無名の巨大風穴。
最初は火口かと思ったが、違った。
深すぎて怖い。



無名風穴の左側を巻き、登りきると石塚頂上。
鹿の骨が散乱している他、何の変哲もない山頂。
ここから大室山までゆるい尾根が続いているのでそれを辿ろうとして山頂を少し下ると・・・



隠れていた石塚火口。
広角レンズで撮影したので遠近感がアレだが、結構デカイ。
ここからせの海まで到達する大量の溶岩を流したのか・・・
確かに精進湖方面に火口が開口している。



大室山へ